9月のおすすめ鉢物

マイナスイオンや空気清浄効果で一世を風靡
「サンセベリア」
和名:チトセラン 分類:リュウゼツラン科 熱帯アフリカ原産
葉が多肉質で、乾燥に強い植物です。縦に鋭く尖るように成長する大ぶりの葉が印象的なサンセベリアは、マイナスイオンを発生することで脚光を浴び人気が復活した観葉植物で、ミニ観葉から中・小鉢などで年間を通して楽しめます。
豆知識
サンセベリアはその見た目がトラの尾っぽに似ていることから別名「トラの尾」と呼ばれたりしていますが、海外では緑色のヘビに見立てられて「スネーク・プラント(Snake Plant)」と呼ばれています。
サンセベリアの和名の一つに「千歳蘭」があります。千歳とは、長い年月や時間を意味する言葉で、この和名にちなんで「永久」「不滅」という花言葉が生まれました。縁起の良い花言葉を持つことから、引越し祝いや開店祝いなど、「長く続く」という意味を込めたプレゼントとしてもよく利用されます。
かつてアメリカ航空宇宙局(NASA)が空気を浄化する能力を持つ植物に関する研究を行った結果、サンセベリアに空気を浄化する能力が具わっていることが明らかになりました。このことでNASAお墨付きの空気清浄効果を得たサンセベリアは、空気を浄化してくれる有益な植物として広く認知されるようになりました。
生産の様子
田原市では現在、10名近くの生産者が年間約2万鉢を生産しています。
ハウスの中で株分け、あるいは葉挿しで育苗されたサンセベリアは、小鉢から大鉢へと鉢上げされます。4~5号鉢には比較的小さな株を3~4株、6~8号鉢には大きな株を4~5株寄せ植えをし出荷されます。出荷を待つサンセベリアがハウス一面に並ぶ様子は壮観です。
家庭での管理の仕方
サンセベリアは適度な日当たりを好みますので、直射日光を避けた日当たりの良い場所か、明るい日陰で管理するようにしましょう。栽培適温は20~25度ですが、耐寒温度は10度程度しかありませんので、外で管理していた場合でも、10月中には室内に取り込んだ方がよいでしょう。
サンセベリアは熱帯地域の観葉植物ですので、乾燥気味な環境を好みます。加湿には弱く他の観葉植物や花苗と同じように水をやると、根腐れを起こして枯れてしまいます。水やりは鉢土の表面が乾いてから2~3日空けた際に行い、鉢皿の水は捨てます。
気温が下がる冬季、サンセベリアの成長は止まり冬眠状態に入るため、水をほとんど吸わなくなります。この時期の水やりは根腐れを起こし枯れてしまう原因にもなりますので、ほぼ断水に近い状態で管理をしましょう。
品種のいろいろ

緑の葉の中に黄色が混ざっているのが特徴的で、園芸店等にもよく置いてあるので目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

9月のプレゼント


写真はイメージです
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次回予告

来月は、豪華で多彩、魅力がますます上昇中の「ダリア」をご紹介します!お楽しみに!!