3月のおすすめ鉢物
色鮮やかな花色が春を感じさせる!
「ニューギニア・インパチェンス」
分類:ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 多年生
ピンクや赤、黄色の色鮮やかな花色が印象的で、花言葉は「正直」「輝き」。
次から次へと花が咲くため、寄せ植えにぴったりです!
ツリフネソウ属は、世界中で約900種以上が知られています。ニューギニア・インパチェンスは「アフリカホウセンカ」の仲間で、アフリカホウセンカに比べて花が大きいのが特徴です。
豆知識
「ニューギニア・インパチェンス」の原種は、1960年代にアメリカの探索隊がパプアニューギニアで植物探検を行った際に現地で採取したと言われています。その後、母国へ持ち帰り、パプアニューギニア産の原種を掛け合わせて現在の品種が誕生したとされています。
インパチエンスの仲間には、花のひとつひとつに細長いしっぽのようなものがついています。これは萼(がく)の一部が変化したもので、虫を呼ぶための蜜をためおく部分です。
このように花の一部が後ろに飛び出した器官を「距(きょ)」と呼んでいます。
生産の様子
田原市ではニューギニアインパチェンスを2戸の農家で栽培しています。
冬から春にかけて、温度を必要とし、春先になると花が一斉につき始めます。出荷後も蕾が充実しているため、次から次へと花を咲かせることができます。
家庭での管理の仕方
年間を通じ、明るい室内で鑑賞します。
強い日射しは苦手なので直射日光を避け、レースのカーテン越しの光を当てるようにしましょう。暗い場所では、蕾が落ちてしまうことがあります。初心者でも育てやすく、4月から11月まで長期的に楽しむことが出来ます。
水切れには弱く、特に夏はたくさんの水を必要としますので、鉢底から水が染み出るまでたっぷり与えましょう。乾燥にも弱いため、直接風の当たる室外機などの近くには置かないようにしましょう。
傷んだ花を放置しておくと灰色かび病や病気の元になることがあるので、花がら摘みを欠かさず行いましょう。肥料が不足すると花付きが悪くなるため、一か月に一度、市販の固形肥料を与えましょう。葉色が悪くなったら、液肥を与えましょう。
品種のいろいろ
ニューギニアインパチェンスは、品種が様々です。花だけではなく、葉も楽しめる品種も登場しています。写真は葉が黄色と緑が特徴的な「ストライクオレンジ」です。花は橙色で春になるとボリューム満点な株に成長します。
こちらは、「サンハーモニーシリーズ」です。この品種は、従来の品種より雨にも直射日光にも強いです。
赤、橙、ラベンター色などカラフルな色合いが特徴のサンハーモニー。ミックスにして寄せ植えにいかがでしょうか?
3月のプレゼント

応募の締め切りは3月20日まで☆
応募はこちらをクリック!
次回予告
来月は、花形、色味の種類が豊富な渥美半島を代表する鉢花「アジサイ」です!お楽しみに!!