12月のおすすめ鉢物

冬の鉢花の女王!
「シクラメン」
分類:サクラソウ科 球根多年草
長年にわたって冬の鉢花の代表格「シクラメン」。エレガントな姿はまさに鉢花の女王といえます。
華やかで高級感のある姿はクリスマスギフトやお歳暮用としても高い人気があり、一鉢飾ればお部屋の雰囲気が一気に華やぎます。

シクラメンの魅力の一つは、簡単な管理で長く花を楽しめることです。下から新たな花芽が次々と伸び、冬から春にかけて新鮮な花を楽しめます。
豆知識

シクラメンの原種はトルコからイスラエルにかけての地中海沿岸地域に自生しています。そこは空気が乾燥しており、夏は涼しく冬は暖かいという日本とは反対の気候ですが、長年の品種改良により日本でも元気に育つ優れた品種がたくさん作られ、現在のような代表的な鉢花になりました。

新品種の開発が盛んに行われ、今までに無いような色や形をしたシクラメンも次々に登場しています。かわいいミニ系のシクラメンも大人気。ミニシクラメンのうち、屋外で栽培できるくらい寒さに強い種類が「ガーデンシクラメン」として流通しています。凍結や霜を避ければ翌春にも多くの花を咲かせます。また、暑さにも比較的強いので涼しい場所を選べば夏越しさせることも出来ます。
生産の様子

田原市では、約15戸の生産者が温室でシクラメンを栽培しています。
出荷は10月下旬から始まり、寒さが本格的となる12月上旬に出荷ピークを迎え、1月頃まで続きます。外は厳しい寒さでも温室の中は色鮮やかな花盛り!生産者の皆さんは出荷作業に大忙しです。
シクラメンの生産は前年度の冬に種まきをスタートし、出荷まではおよそ1年かかります。その間には暑さの厳しい日本の夏を乗り越えなければなりません。生産者は細心の注意を払って肥料と水やりを調節し、見た目にボリュームがあり、かつ健全で病気に強い株に育て上げていきます。

株の中央から伸びる花芽に光を十分当てるための「葉組み」は良品生産のために欠かせない作業です。生産者は何千、何万鉢ものシクラメンの葉組みを一鉢ずつ丁寧に行います。この作業をしっかり行うことで、葉や花の数も増え姿形の良いものに仕上がるのです。
種類のいろいろ





購入時のポイントは、シクラメン・ガーデンシクラメン共に葉の枚数が多く、張りがある締まった株を選びましょう。葉1枚に対して花が1つ付くので、株元に蕾がたくさんある株を選べば、次々と花が咲き続けるでしょう。株元がグラグラしたリ、花弁にシミのある株は病気の可能性があるので避けます。
家庭での管理の仕方

置き場所は、暗い場所では葉の咲きが少なく日持ちも悪くなるので、できるだけ良く日の当たる明るい場所を選びましょう。また、寒い時期、人にとって快適な暖房の効いた部屋はシクラメンには暖かすぎます。長持ちさせるためには、玄関などやや寒く感じる場所が向いています。
冬期は土が乾きにくく、水のやり過ぎで根を傷めることが多いので、株を持ち上げて軽く感じたら与えるようにしましょう。ただし、下の容器から水を吸い上げるタイプの底面給水鉢(画像)の場合には、容器の水を切らさないようにします。

色が褪せてきた古い花は花茎ごとこまめに抜き取りましょう。そのままにしておくと落ちた花弁が病気の元になったり、種ができて株が弱ってしまいます。花がキレイなうちに抜き取り、小さな花器に生けて楽しむのも良いでしょう。
12月のプレゼント


写真はイメージです
応募の締め切りは12月20日まで☆
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次回予告

来月は、手のひらのような葉がかわいい「シェフレラホンコン」です!お楽しみに!!